豊橋前芝小で150周年記念「灯ろうまつり」

2023/09/07 00:00(公開)
灯籠を作る子どもたち=前芝小学校で(提供)
 豊橋市立前芝小学校の開校150周年を記念した「灯ろうまつり」が5日夜、学校の運動場で開かれた。児童らが作った灯籠244基が飾られ、辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。
 周年記念事業の一つ。図工の授業で子どもたちは、かき氷やスイカ、風鈴など、思い思いに夏にまつわる絵を描いた。7月には、地域学習で、地域ボランティア「みなと塾」の加藤正敏代表(79)から手ほどきを受け、灯篭の木枠に紙を貼った。前芝地区で盛んだった「のりすき」の歴史なども学んだ。
 8月14~15日の「前芝川灯ろうまつり」で披露する予定だったが、台風で中止に。20日遅れで実現した。
 午後4時頃から約4時間点灯し、柔らかな明かりが並んだ校庭を、家族や子どもらが歩いた。
 かき氷の絵を描いた4年生の女子は「どんな風に飾られるかワクワクしていた。とてもきれい」と話した。加藤代表は「多くの人が来てくれて驚いている。子どもたちの思い出に残るイベントになった」と笑顔を見せた。
【北川壱暉】
校庭は幻想的な雰囲気に包まれた
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