家康の三河統一、舞台は豊川

2023/09/22 00:02(公開)
「ぜひ来場を」とポスターを持つ担当者=豊川市役所で
豊川市桜ケ丘ミュージアムで23日から企画展

 「徳川家康の三河統一の舞台が、実は豊川市だったという展覧会」が豊川市桜ケ丘ミュージアムで23日から開かれる。10月22日まで。
 大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせた企画。桶狭間の合戦後、反今川の立場を鮮明に打ち出した家康は三河統一に着手する。その最初が1561年、今川氏の重要拠点だった牛久保城(同市牛久保町)への奇襲攻撃だった。
 その後、田原城、吉田城を落とし、最後に残った牛久保城を降伏させたのが1566年だった。その間にあったのが「一宮の後詰」「一宮の退口(のきくち)」と呼ばれる戦い。今川軍に囲まれ孤立した味方の「一宮砦(とりで)」(同市一宮町)を救援したもので、家康の武勇談として多くの史書で語り継がれている。
 展覧会では、この戦いで活躍した砥鹿神社神主だった草鹿砥利業が家康から拝領したとされる鎧(よろい)の上に着る「胴服」をはじめ、小坂井八幡宮(菟足神社)が、家康が三河に進出した時の安全を保障するために木に書いてもらった証文「松平家康の禁制」、一宮砦の戦いなどを紹介する「常山紀談」など、家康の三河統一にまつわる31点を展示する。
 担当者は「家康の三河統一が豊川で始まり、豊川で終わったことを多くの人に知ってほしい」と話す。
 期間中、午後8時半まで開館するナイトミュージアムが9月29~10月1日、10月6~8日、同20~22日にある。このほか、学芸員による歴史セミナー「三つ葉葵紋はどこから来たのか?」(10月15日、要予約)、ロビーコンサート(10月1日と21日、予約不要)なども開く。
 入場無料。問い合わせは桜ケ丘ミュージアム(0533・85・3775)へ。
【竹下貴信】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 さわらび会 藤城建設 光生会
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国