豊橋の富士見小で「盲導犬学校キャラバン」

2023/10/06 00:00(公開)
実体験を話す大友さん㊨=富士見小学校で
 豊橋市立富士見小学校で5日、「日本盲導犬協会」による特別授業が開かれた。校区内で盲導犬「アメリ」と暮らす大友優子さん(63)を招き、5年生児童65人が実体験に耳を傾けた。
 盲導犬や視覚障害者への理解を深めてもらおうと、市内の小中学校を盲導犬利用者らが訪れて授業する「盲導犬学校キャラバン」の一環。大友さんと協会職員の戸井口和生さんが講師として参加し、盲導犬の役割や日々の生活で苦労していることなどを話した。
 大友さんは生まれながら、網膜の変性で視覚機能が低下する「網膜色素変性症」を患っている。徐々に視力が低下し、今は白いものだけがぼんやり見える程度という。3年前に盲導犬「アメリ」と暮らし始めた。
 「これまでは、家族やヘルパーに手伝ってもらって外出していたので、時間の制約があった。メアリが来てからは、自由に出歩けるようになったので、日々の生活が豊かになった」と大友さん。一方で、「料理を作るのに苦労する。卵焼きの形がくずれてしまったり、焼き魚をこがしてしまったりした」と話す。
 最後に「できることは減っていると感じる。だが、閉じこもるのではなく、どうしたらやりたいことを実現できるかを考えながら過ごすと楽しい毎日が送れる」と締めくくった。
【北川壱暉】
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