豊橋市立汐田小学校で11日にあった児童対象の放課後活動「のびるんｄｅスクール」で、吉本興業のお笑い芸人による漫才教室が開かれた。今春から市内を拠点に活動する「住みます芸人」から話芸の基礎を学び、オリジナルのネタも披露した。
　スクールの新たな講座として話芸やコミュニケーション力を磨く。吉本興業が展開する「よしもと放課後クラブ」との連携で、東海地方では初開催。今年度は12校で開く。
　この日は市内へ移住した「ブロードキャスト!!」の吉村さん、「ＡＳＡＮＡ」の久保さんとナミトさんが漫才の特徴などを説明した。
　参加者は２人でコンビを組み、「好きなもの」をテーマにネタ作りに挑戦。「ボケ」と「ツッコミ」の役割を決め、穴埋め式の教材にせりふを書き込んで完成したネタを披露した。
　４年生コンビ「さきあん」の石川紗葵さんと伊藤安里さんは「好きなスポーツ」でネタ披露。紗葵さんが次々と好きな競技を並べるうちにスポーツドリンクを挙げてしまうという落ち。安里さんは挙がった競技に最近の話題を盛り込む時事ネタも交えて工夫した。
　２人は「初めての経験なので緊張した。人を笑顔にするお笑い芸人はすごい」と話した。
　吉村さん、ＡＳＡＮＡの２人は「短時間でこれほど完成度の高い内容とは驚いた。すぐにライバルになりそうなので要注意」と舌を巻いた。
【加藤広宣】