蒲郡市の「ホテル竹島」は、「人と人、想いと未来を結ぶ」をコンセプトにした新たな体験型観光コンテンツ「竹島MUSUBI」を10日から始める。今年入社した業務部フロント課の上村蒼羽さん(19)が発案し、地元の企業などと協力して形にした。
特産品のミカンのせん定枝を木札に、地場産業の繊維製品である組みひもの端材を飾り結びに生かした。利用者は木札に大切な人への感謝や願いを書き、縁結びの神様が宿る竹島を望む敷地内の「結びスポット」に結わえる。捨てられていた素材から新たな価値を生む循環型の取り組みだ。
上村さんは入社間もない5月頃、山本卓也総支配人にハート型の南京錠を設置する案を出した。話し合いを重ねる中で「蒲郡ならではのものを使った方がいい」と方向を変えた。その後、蒲郡信用金庫デジタル推進部が企画の磨き上げを提案し、市内の繊維会社とミカン農家が素材を提供した。
準備は現在、同じくフロント業務を担う熊谷友希さん(23)と2人で、通常業務の傍ら進めている。上村さんは「入ってまだ半年ほどなのに、企画がちゃんと形になっているのがすごいうれしい」と話す。
既製品版を10日、飾り結びを自作する体験制作版を17日に売店で売り出す。価格は既製品版1000~2000円、体験制作版500~1500円。11月以降に体験モニター50人を募り、12月からワークショップを定期的に開く。来年1月から宿泊プラン特典にもする。
山本総支配人は「若い2人に頑張ってもらいたい。成長につながれば一番いい」と期待を寄せる。そして「蒲郡観光の発信につなげ、来期は違う形で地域的なものをやっていきたい」と先を見据えている。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。