ネコギギ調査結果を発表 学校祭で田口高校理科部員

2023/11/04 00:00(公開)
ネコギギの模型を持つ理科部員ら=田口高校で
 県立田口高校理科部の3人が、国指定天然記念物の「ネコギギ」について調べ、2日に開かれた学校祭で発表した。国土交通省設楽ダム工事事務所の協力を得て5月から研究していた。
 ナマズ目ギギ科で、伊勢湾や三河湾に注ぐ河川中流部のみに生息する日本固有種。体長約15㌢で、同属のギギに比べて体つきがずんぐりし、目が大きいのが特徴だ。
 設楽ダムの建設区域内に生息地がある。絶滅するおそれがあることからダム工事事務所が町内で繁殖実験を続けている。
 2年の高井暖仁さん、1年の大久保汰一さん、金田慎平さんの3人が発表した。6回にわたり、町内にある保全施設と豊川市で飼育繁殖する「ぎょぎょランド」を見学し、専門家から講義を受けた。
 高井さんは「ネコギギの概要」と題して資料を展示。生態は「水温が15度を超える5~9月を中心に活動している」「夜行性であり、水生昆虫を餌としている」と説明した。繁殖期は6~7月頃が最盛期で、雄がメスの腹部に巻き付いて産卵するという。「来年も研究を進めたい」と話した。
 また3人が自作のネコギギの模型を展示したり、来場者に展示個体を説明した。
【安藤聡】
ネコギギを説明する金田さん
ネコギギ
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