豊橋西高校はこのほど、今年度の「学校保健及び学校安全表彰（文部科学大臣表彰）」に選ばれた。10月、神戸市であった「全国学校保健・安全研究大会」の席上で表彰された。
　「学校安全部門」で研究と実践を重ねたことが評価された。今年度は全国で18校が選ばれた。
　同校は防災や交通安全活動に力を入れる。豊橋市危機管理課のサポートで、２年生がハザードマップ作りに取り組んだり、豊橋署や市交通安全課と協力し、自転車ヘルメットの着用を呼び掛ける交通安全教室を開いたりした。さらに、教職員向けに心肺蘇生法を教える研修も定期的に開いている。
　大野拓也教頭は「学校の長年の安全に対する取り組みが評価されて誇りに思う。今後も、生徒や先生たちが安心安全に過ごせる学校作りを進めていきたい」と語った。

林泰盛教諭が県教委表彰

　一方、県教育委員会教職員表彰で、生徒指導主事の林泰盛教諭（43）が選ばれた。「命を守る」「先手挨拶（あいさつ）」をスローガンに、林教諭が中心となって校門前で指導する。その姿勢は、他の教職員の模範となり、生徒や保護者から厚い信頼を得ていると評価された。
　林教諭は「西高校の活動が評価されて、大変うれしい。校長や教頭をはじめ、皆さんが一生懸命生徒に寄り添った結果だと思っている」と話した。
【北川壱暉】