ふるさと納税返礼品で一日町長 児嶋さん「故郷・設楽に恩返し」

2023/12/13 00:01(公開)
田中所長に案内される児嶋さんと土屋町長(左から)=設楽町のダム工事現場で
 ふるさと納税返礼品として設楽町が企画した「一日町長」に12日、瀬戸市在住の児嶋広彦さん(52)が就任した。建設が進む設楽ダム工事現場の視察などを体験した。
 ダム工事が本格化するため、またとない機会に視察体験をしてほしいと土屋浩町長が発案した。100万円の寄付の返礼品で、他に町内の特産物を味わうなどの1泊2日の体験メニューを盛り込んだ。
 町北西部の名倉地区で中学まで育った児嶋さんは故郷のために何かしたいと寄付を考えた。友人の町職員に相談し、一日町長を勧められた。
 町長室の椅子に座ると「緊張します。町に恩返ししようと応募しました」と土屋町長へ説明した。続いて国土交通省設楽ダム工事事務所の田中康寛所長の案内で崖の補強工事や、付け替え道路の橋脚建設工事の現場を視察。また岩を運ぶ25㌧のダンプトラックに同乗した。
 児嶋さんは「ダム工事で道路整備も進むことが確認できた。貴重な体験になった」と感想を述べた。土屋町長は「今後も外から設楽町を見て、まちづくりのアドバイスをしてほしい」と述べた。
 視察後には津具のペンションで段戸牛や絹姫サーモンの特産品を使ったコース料理に舌鼓を打ったほか、母校の名倉小学校を訪問。名倉地区の民宿で一泊した。
【安藤聡】
町長の椅子に座る児嶋さん=設楽町役場で
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 光生会 藤城建設 蒲郡信用金庫 さわらび会 住まいLOVE不動産
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国