吉田塾例会で社内改善語る沢渡さん

2023/12/30 00:00(公開)
「越境思考」の重要性を話す沢渡さん=山本事務所で
 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長、山本明彦元副金融担当相)は28日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で第155回例会を開いた。ゲストは、「あまねキャリア」CEОの沢渡あまねさん。組織や地域を健全に変えるために、垣根を越えて人と人とがつながり、課題解決する「越境」が必要と訴えた。
 1975年、神奈川県生まれ。日産自動車、NTTデータなどの広報、システム部門などを経験して独立。現在は企業や自治体で社内改善や働き方改革の支援をする。
 社内改善の大切さについて「新規事業を提案しても、経営陣から短期的な利益を求められたり、否定的な社員が多かったりして、途中でつぶされる場面をよく見た。企業を成長させるためには、事業開発だけでは駄目。経営者や社員が長期的な成果を育てる重要性に気づき、会議の仕方が変わったなど、小さな変化に称賛が集まる前向きな文化を作り上げる必要がある」と説いた。
 そのためには「人材の多様性が重要。画一的な統制管理ではなく、あらゆる経験やスキル、性別、物の見方を持った人が集まる『カラフル』な場にしよう。そうすれば小さな変化や違和感に気づきやすくなる」と語った。
 沢渡さんは東京から浜松に移住し、三遠地域で組織や地域を越えて組織変革にたずさわる「越境」の一人。今年4月から、豊橋を拠点にやりがいのある新たな仕事をつくる勉強会「あいしずHR」を立ち上げた。2カ月に1回、経営者らが集まり意見交換をする。「越境思考を持った人たちが、地域の仕事のやり方を変えていく必要がある」と訴えた。

「越境思考」で組織改革を

 最後に「本来やるべき仕事に注力して、社員のモチベーションを上げ、社内で必要とされる部門となることが組織変革の第一歩。越境思考を持って、組織の景色を変えてきましょう」と呼び掛けた。
【北川壱暉】
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