「捜索救助犬HDS-K9」が地震被災地で活動

2024/01/12 00:02(公開)
行方不明者を捜索するリッター(提供)
 能登半島地震で、豊橋市を拠点とする団体「捜索救助犬HDS-K9」が石川県珠洲市で行方不明者の捜索にあたり、このほど活動を終えた。団体がSNSで発表した写真を許可を得て転載する。
 地震発生30分後の1日午後4時半に出動待機要請がかかった。メンバーが合流し、午後7時に現地に向かった。5人と犬2匹(1匹は訓練犬)のチーム。
 道路が寸断しており、その日は羽咋市の道の駅で仮眠。目的地に着いたのは2日午後3時半だった。珠洲市宝立町周辺を担当。バイクが泥にはまって動けなくなっている89歳男性を発見し、救助した。3日には静岡市消防の指揮下でリッターが参加して生き埋めになった人を探した。午後になり、リッターが反応した場所で1人が見つかったが亡くなっていた。
 また雄の子猫を見つけて保護、「すず」と名付けた。自衛隊がリッター用のテントを貸してくれたこともあった。6日に活動を終え、犬や猫とともに愛知に戻った。メンバーは「今回の災害により被災された方々には心よりお見舞い申し上げます」とコメントした。
 「HDS-K9」は「災害への準備」「事務局運営費」「犬や隊員の安全を守る装備の拡充」「現地への燃料費、食料、衛生用品」を賄う費用をクラウドファンディングで募っている。締め切りは2月8日。支援は専用サイト=QRコード=から。
【山田一晶】
保護された「すず」(同)
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