「東三河ものづくり大賞」豊橋で表彰式

2024/02/07 00:00(公開)
ものづくり大賞と特別賞の皆さん=ホテルアークリッシュ豊橋で
 東三河広域経済連合会は6日、豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で「東三河ものづくり大賞2023」の表彰式を開いた。バイオマス原料で二酸化炭素排出を抑える潤滑油を開発した「アブラックス」(豊橋市神野新田町)、舌筋トレーニング用グミ開発で「tantore(タントレー)」(同市向草間町)、独自の繊維加工技術を開発した「艶栄工業」(蒲郡市宝町)を選んだ。
 アブラックスは使用済み食用油を原料に潤滑油を開発した。Jクレジット制度の基準の脱炭素効果は、製品1000㍑あたり二酸化炭素を最大2㌧削減できる。排出原料油をろ過、精製した数種類のベースオイルは自動車部品や金属加工の製造現場で普及が進む。
 tantoreは口内で舌筋を鍛えるグミ「タントレー・シート」を製造販売する。オブラートなどの製造工程に独自技術「ローラー圧延」とメッシュシートのずれ防止加工を併せ、150㍈の薄さでグミを積層することに成功。口内で溶けにくく、上顎への装着感や風味にも工夫した。継続的なトレーニングで呼吸症候群や誤嚥性肺炎の予防が期待できる。
 艶栄工業は、専用機で生地をもみたたく「ニドム加工」を唯一手掛ける繊維加工会社。セルロース系繊を水中でこすり合わせ、乾燥後の膨らみや弾力性、しっとり仕上げる「ニドムバイオ加工」を開発した。ファッションショーや見本市でも反響が大きい。
 この日の「東三河経済フォーラム2024」の席上で表彰した。大賞のほか、豊橋技術科学大学のロボコン同好会「とよはし☆ロボコンズ」に特別賞を贈った。昨夏の「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」初優勝が評価された。
【加藤広宣】
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