豊橋市議の長坂尚登氏(40)は13日、市役所で記者会見し、今年11月に任期満了を迎える市長選への出馬を正式表明した。市が豊橋公園で建設を目指す「多目的屋内施設」(新アリーナ)建設の是非を争点とする。浅井由崇市長が前回選挙で掲げた「白紙に戻す」の発言について「公約が守られないと判断した」と動機を述べた。
新アリーナ問題を巡り、長坂氏は昨年6月の記者会見で、整備を推進する浅井市長の方針を「公約違反」としたうえで市長選へ向けた準備を進めてきた。
この間、昨年9月の市議会で関連予算が、12月までには公園内の特別用途地区設定と建築条例が成立するなど整備計画が着々と進んでいる点を指摘。今月9日の臨時会では賛否を問う住民投票条例案について、昨年3月議会に続き「条例制定の意義は見出し難い」とする浅井市長の意見を問題視した。請求者の意見を踏まえ「市長が公約を守らないと判断した」と経緯を示した。
当面は市議を続けながら市民の意見を集め、6月以降に主要施策をまとめる。長坂氏は「公約を守れるよう、猶予期間を設けてボールを市長側に投げた。一連の姿勢から、最後の手段しかない、と判断した」と語った。
長坂氏は2015年の市議選で初当選。23年は7514票の史上最多得票(補欠選除く)で当選した。3期目。
【加藤広宣】