蒲郡で地魚の日に合わせ料理教室

2024/02/18 00:00(公開)
煮付けを作る参加者=Aコープかたはらで
 蒲郡市形原町のJA直売店「Aコープかたはら」で17日、市内で水揚げされるが未利用魚になる深海魚「ギンメダイ」を使った親子向け料理教室を開いた。「がまごおり地魚普及実行委員会」が制定した「地魚の日」に合わせたイベント。
 蒲郡の漁港には1年を通して三河湾などでとれた魚が水揚げされる。委員会は2019年に、地魚の魅力を伝えるため「地『2』魚イイナ『17』」の語呂合わせで毎月17日を「地魚の日」と定めた。イベントや地元スーパーでPR活動に取り組んでいる。
 委員会会長で市内の飲食店を営む「笹やGroup」代表の笹野弘明さんは、食べられるのにうろこが多いなどを理由に捨てられるギンメダイに注目。おいしい食べ方を伝え、未利用魚や地魚への理解を深めることを目的に教室を企画した。
 笹野さんは煮付けの作り方を指導した。親子は包丁を器用に使って、内臓などを取り除き、煮付けを作った。笹野さんは三枚におろしたギンメダイのフライと、残った部分からだしを取ったうしお汁を振る舞った。また、豊橋市の食品製造「まんてん」の黒田孝弘社長が未利用魚などについて講義した。
 参加した道下敬弘さん(11)は「魚をさばくのが楽しかった」と笑顔。笹野さんは「ギンメダイの活用法を伝えることができた。今後は未利用魚を利用魚として発信していきたい」と話した。
【林大二朗】 
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