退任の浅井市長と一問一答 市政の継続性大切に 

2024/11/16 00:00(公開)
報道陣の取材に応じる浅井市長=市役所で

 豊橋市の浅井由崇市長は15日、市役所であった幹部職員への訓示後、報道陣の取材に応じ、4年間の市政運営と新市長への願いを語った。

 

 ―4年間を振り返って。

 ◆新型コロナウイルスが続く厳しい状況だった。かかりつけ医を中心にワクチン接種率を高める「豊橋モデル」も構築できた。県内4中核市で感染率をもっとも抑えられた。職員と市民の理解を得て4年間の任期を全うできた。

 

 ―次期市長は新アリーナ整備計画の契約解除を掲げている。

 ◆多くの市民からの計画通り続けてほしいという声がある。一市民としてできることがあればお手伝いしたい。

 

国や県との関係も大切に

 

 ―次期市長にメッセージを。

 ◆市政の継続は重要だ。長い歴史で培った国や県との関係も大切にしてほしい。新アリーナを含む進行中の施策も、過去の経緯を踏まえ適切に進めてほしい。

 

 ―新アリーナを巡る市長選の結果を踏まえて思うことは。

 ◆推進派が得た7万7000票が反対派の4万5000票を上回っている。結果は候補者の構図で決まった。

 

 ―三遠ネオフェニックスへの影響は。

 ◆地域の子どもにも夢を与える存在。26年度の新リーグ参入を喜んでいた。新アリーナが条件だったので、参入できなくなるのは残念だ。

 

 ―新アリーナへの反対票を投じた民意は。

 ◆市長選の結果がすべての民意なのか。計画に8割が賛同した市議会の議決も民意だ。それも尊重すべきだ。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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