豊橋市が進める豊橋公園東側エリアと多目的屋内施設(新アリーナ)の整備計画について、市長選に当選した長坂尚登氏が契約解除の意向を示しているのに対し、計画継続を求める市民有志が請願書提出へ向けた署名活動に入った。12月1日まで続け、請願書は翌2日開会の市議会定例会へ提出する。
新アリーナ計画を巡って長坂氏は、事業者「豊橋ネクストパーク」と結んだ特定事業契約の解除を主張している。
対する市民有志の「豊橋新アリーナを求める会」は14日から請願書提出へ向け署名活動を開始。市内外の個人やスポーツ関係団体などが応じた。
署名は自筆が原則で市外在住や未成年も可。求める会のブログからPDFの様式をダウンロードできる。すでに協力者に3万枚を配った。
求める会は2020年にもアリーナを求めて請願し、2万8270筆を集めた。今回は期限の12月1日(郵送は11月29日必着)までに10万筆超を集めたいという。
請願は国や地方自治体への意見や要望などを述べる方法で、議員の紹介が必要。採択結果は議会の意思となる。
求める会の落合幸一郎事務局長は「人口減少社会へ向け、にぎわいや経済効果も期待できる施設だ。新市長には市議会決議も尊重し、計画中止の影響を考えてほしい」と再考を求めている。
アリーナ計画の継続を求める署名活動は市内外に広がっている。
県、豊橋市の両バスケットボール協会などは16日、市総合体育館であった女子バスケ「Wリーグ」の試合会場で署名を始めた。試合のあるトヨタやENEOSなど4チームも協力し、500筆超を集めた。市バスケ協会の高須大輔理事は「多くの賛同と協力をいただき心強い」と感謝した。17日も署名を集める。
ほか、豊川稲荷の秋大祭会場でも、大勢の参拝客らから署名を集めた。三遠ネオフェニックスの運営会社「フェニックス」は、豊橋市内であったブースター交流会で協力を求めた。
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