「第96回選抜高校野球大会」へ10年ぶり2回目の出場を果たした豊川高校。2014年のセンバツは4強進出で「豊川旋風」を巻き起こした。初戦を前に、当時の出場メンバーも後輩の活躍に期待を寄せる。
主将だった氷見泰介さん(27)は、エース田中空良さん(27)とともにチームを引っ張った。準々決勝の沖縄尚学戦で先制打を放つなど、4強進出の立役者となった。氷見さんは「甲子園では持てる力を存分に出し切った。悔いは残らなかった」と振り返る。
卒業後は明治大から東邦ガスへ進み、現在も社会人野球で現役を続けている。後輩には「甲子園は人生が変わる場所。憧れの舞台で野球ができる喜びをかみしめ、楽しんでプレーしてほしい」とエールを送った。
投手の阿部竜也さん(27)は準決勝の履正社戦で先発した。田中さんが股関節痛のアクシデントに見舞われ、急きょマウンドを任された。強豪相手に緩急をつけた投球で5回無失点と好投。「ひと回り成長させてくれる場所だった。やり切ったという満足感でいっぱいだった」と懐かしむ。
強豪の中京大で球を続けたあと、現在は地元企業のオーエスジーでドリル製造に携わる。後輩らには「勝負はやってみないとわからない。チャレンジ精神でミスを恐れずプレーしてほしい」と期待する、
【北川壱暉】