東三河ビジネスプランコン最優秀を仁枝さん報告

2024/04/11 00:01(公開)
ママメディケアをPRする仁枝さん=東愛知新聞社で
「ママメディケア」で妊娠・授乳期 薬の悩み解決

 「第23回東三河ビジネスプランコンテスト」のアイデア部門で、妊娠・授乳期の女性に専門的な知識を持つ薬剤師が回答することに特化したQ&Aサイトのプラン「ママメディケア」が最優秀賞を受賞した。考案者の仁枝由衣さんに話を聞いた。
 豊橋市出身で大阪医科薬科大学卒。県薬剤師会が認定する妊娠・授乳サポート薬剤師だ。中学生の時、身近な人ががんで亡くなったため緩和ケアに関心を持ち、聖隷三方原病院(浜松市)の見学から、医療を通じて人の苦しみを取り除く仕事を志したという。
 ママメディケアは仁枝さん自身が妊娠・授乳期に飲んでよい薬で悩んだことや、SNSで寄せられる薬の悩みに回答している経験から考案した。薬剤師仲間の西川隆一さんに相談したところコンテスト出場を誘われ、応募した。西川さんはコンテストの一般事業部門に出した「がん治療日記シェアアプリ」で入賞している。
 女性は、サイトに有料登録することで自身の症状や病名、薬の名前などを添えて匿名で質問できる。すると実名と所属を明らかにしている専門の薬剤師が回答する。一つの質問に複数の薬剤師が回答するので、相談者の選択の幅も広がる。薬局宛ての処方箋をオンラインで送信するなどの機能も考えているという。無料でも、どんな相談が寄せられているかを検索し、簡単な概要が見られるので、利用するかどうかの参考になる。
 仁枝さんは「医学は日進月歩で、妊婦に使えないと思われていた薬が実は使ってもよくなることもあり、専門家でも持っている知識の新旧がある。薬に悩むママさんは、ぜひ専門の知識を持っている人に相談してほしい」と語る。「医療は患者の心に寄り添って解決するのが本懐。適切な薬を出すだけでなく、薬剤師同士で患者さんに寄り沿う協力をしていきたい」とPRした。
 仁枝さんは自身のX(旧ツイッター)=QRコード=で服薬相談などに応じている。
【岸侑輝】
ママメディケアのビジネスモデル
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