豊橋市中央図書館で「香川元太郎迷路絵本シリーズ」展

2024/05/02 00:00(公開)
展示を紹介する岡村さん=豊橋市中央図書館で
 豊橋市中央図書館で「香川元太郎迷路絵本シリーズ」展が開かれている。人気絵本「迷路絵本シリーズ」に焦点を当て、これまでに発表された全20作を紹介するほか、制作工程の説明パネルなども約20点掲示した。6月30日まで。
 1959年、愛媛県まれ。城郭復元イラストや「迷路絵本シリーズ」等で知られるイラストレーターで、豊橋市の依頼で吉田城や船形山城のイラスト制作も手掛けた。迷路絵本は細密に描かれた迷路やかくし絵、クイズを楽しみながら、描かれたテーマが学習できるベストセラーの絵本シリーズ。市図書館でも貸出回数が1万回を超える。
 「時の迷路」「おもちゃの迷路」「水の国の迷路」など1冊ずつを深掘り。内容紹介とともに、職員が1作につき1点選んだ「イチオシ迷路」を見どころ解説と一緒にパネルにしたほか、香川さん自身による制作裏話なども紹介している。小学生がじっくり迷路を見られるよう、パネルの高さにも配慮して展示した。迷路絵本のほか、市所蔵の吉田城と船形山城の城郭イラストも並べた。
 予約が絶えず図書館にそろうことが無いシリーズ全作を閲覧できるスペースを設けたほか、迷路の制作工程を香川さんが順に解説していく写真パネルも特別展示。企画した学芸員の岡村龍男さんは「子どもたちには迷路を楽しんでもらい、大人やクリエーターを目指す人には制作工程を見て、プロの思いや作業を知ってもらいたい」と来場を呼び掛ける。
 3日午後2時から、香川さんと娘の志織さんを講師に、香川さんの迷路と隠し絵を使った関連イベント「迷路と隠し絵で遊ぼう」(小学生以下対象)も予定。要申し込み。問い合わせは中央図書館(0532・31・3131)へ。
【田中博子】
絵本の制作工程を紹介するパネルも
子どもの目線の高さに合わせた迷路
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