豊橋で短編「竹とタケノコ」試写会

2024/05/12 00:00(公開)
制作過程や作品への思いを込める川上監督㊨とプロデューサーの谷口さん=プラットで
川上監督らの舞台あいさつも

 豊橋市を拠点に活動する俳優で映画プロデューサーの谷口由里子さんが手掛けた短編映画「竹とタケノコ」の試写会が10日夜、「穂の国とよはし芸術劇場プラット」であった。上映後、谷口さんと川上信也監督が舞台あいさつした。
 谷口さんらのプロジェクト「映画ができるまで、」の第3弾作品。豊橋伝統の手筒花火を通じた親子の絆を描いた。主人公の三島悠人役は清水尚弥さんを、父晃役には駿河太郎さんを起用。吉田神社での手筒花火の放揚シーンなど全編豊橋ロケで作った。
 今回の作品作りについて川上監督は「親から子など世代を結ぶ縦のつながり、地域やまちとの横のつながりから着想を得た。交差するところに手筒花火があった」などと明かした。
 制作過程での思い出について「竹に花が咲くという話を初めて聞き新鮮に感じた。作中に盛り込みたいと思った」などと語った。豊橋ロケは「皆さんが当然のように見ている光景が豊かでかけがえないもので、短編に凝縮するのは難しかった。映画を見た人にホームタウンを再認識するきっかけを与えたい」と語った。
 豊橋ロケを陰で支えたのは昨年10月に亡くなった「とよはしフィルムコミッション」の鈴木恵子さん。2人は「恵子さんがいなければこの作品は生まれなかった。遠くから作品を見てもらい、合格点をもらえたらいいなと思う」としのんだ。
 この日は撮影や資金などで協力した支援者ら約150人が観賞した。来場者と一緒に記念撮影した。

6月8、9日にはユナイテッド・シネマで上映

 作品は国内外の映画祭へ出品する。6月8~9日に市内の「ユナイテッド・シネマ豊橋18」で上映される。詳細はエックス(@higashi_mikawa)かインスタグラム(taketotakenok0)の各アカウントへ。
【加藤広宣】
撮影協力者や支援者らとの記念撮影
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