ドローンで水稲の直播

2024/05/22 00:00(公開)
ドローンを使った水稲の直播=豊川市平尾町で
ひまわり農協が豊川の水田で

 ひまわり農協は21日、豊川市平尾町の水田で、ドローンを使った水稲の直播(じかまき)栽培の試験を始めた。田植えをする従来の方法に比べて省力化が期待できるといい、農家の高齢化に対応する取り組みとして注目される。
 水稲の苗作りは手間と労力がかかる。田植えをするまでに約1カ月間、毎日の水やりなどをして育てるほか、その苗を田植え機に乗せるのも重労働だ。
 農家の高齢化や担い手不足が進む一方で、水稲栽培を請け負う大規模農家でもこれ以上、受け入れが難しい現状がある。そこで、手間が大幅に省けるドローンによる直播栽培を進めようと昨年から実験を始めた。
 21日は水を張った約20㌃の水田に、ドローンから種を水田に向けて、30㌢ピッチで発射した。昨年は鳥が種を食べるなどの被害が出たことから、土の中に適切に埋まるように改良した。また発芽する率を上げるために種に殺虫、殺菌、酸素供給の効果がある成分をコーティングした。今後は発芽率や収穫量を確認する。
 ひまわり農協の担当者は「米作りを続けるためには省力化は不可欠。ドローンを活用した栽培を確立させたい」と述べた。
【竹下貴信】
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