携帯契約で報酬、知らぬ間に詐欺へ加担
「闇バイト」などの求人が近年、SNSで横行し、犯罪に加担してしまう人が後を絶たない。豊橋署管内では、指示通りに携帯電話を契約して名義を貸した結果、詐欺に巻き込まれたという相談が相次いでいるという。同署生活安全課の山本伸彦課長は「『簡単に稼げる』などの甘い言葉にだまされないで」と注意を呼び掛ける。
2月中旬、夫(26)と妻(28)が相談に来た。昨年9月末、「携帯電話1台を代わりに契約すると、5万円支払います」という言葉に引かれ、フェイスブック広告に応募した。
機種代の料金の請求はされない▽3カ月経過で名義はなくなる▽携帯電話1台5万円、SIMカードは3万円―などが条件だった。夫妻は犯人の指示に従い、豊川市内の携帯電話ショップで計4台契約し、数万円の報酬を受け取った。だが契約した4台分の請求が来たため、詐欺にあったと気づいたという。
譲渡目的は犯罪に問われる可能性も
山本課長は「他人に譲り渡す目的で携帯電話を契約しているので、詐欺罪に問われる可能性がある。特殊詐欺などの犯罪にその携帯が使われる恐れもある。絶対に怪しい話に応募しない」と警告した。
【北川壱暉】