ユナイテッド・シネマ豊橋で「竹とタケノコ」上映開始

2024/06/09 00:01(公開)
作品の思い出などを語る清水さん(左から2人目)と佐藤さん(同3人目)ら=ユナイテッド・シネマ豊橋18で
プロジェクト第3弾で初の一般公開

 豊橋市が発祥とされる手筒花火を題材に、すべて市内でのロケで制作した短編映画「竹とタケノコ」の上映が8日、「ユナイテッド・シネマ豊橋18」で始まった。市内へ移住したプロデューサー谷口由里子さんらの「映画ができるまで、」プロジェクトの第3弾で初の一般公開作品。上映後に制作者と出演者の舞台あいさつがあった。
 豊橋祇園祭の手筒花火を題材に、ある親子の心の葛藤と絆を描いた。この日は谷口さんと川上信也監督、主人公の三島悠人役の清水尚弥さん、母麻美役の佐藤みゆきさんが作品や豊橋ロケの思い出などを語った。
 クライマックスの手筒放揚で清水さんは「緊張したが、もう1本揚げたくなるほど楽しかった」と振り返った。講習を受けた上伝馬町の氏子らとは「前夜に豊橋へ前乗りして飲み明かした」と交流が続いている点を明らかにした。
 佐藤さんは「12年前に豊橋西高校の30周年記念映画を一緒に作った」と豊橋との思い出にも触れた。作品は「好きな人に見せてほしい映画です」とPRした。
 上伝馬町の藤田靖弘さん(52)は「清水さんは上手に揚げていた。主人公の父と同じ病気で父を亡くし、物語と自身を重ねるように味わった」と述べた。
 谷口さんと川上監督によると、各種映画祭にノミネートするほか、好評のため市内で追加上映も計画中。谷口さんの出身地で石川県の能登半島地震の被災地でも上映会を検討している。
【加藤広宣】
舞台あいさつには大勢の入場者でにぎわった
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