のんほいパーク70周年のトークイベント

2024/06/09 00:00(公開)
のんほいパークの未来を語る伊藤さん㊨と佐々木さん。背景には「世界一」の文字が=まちなか図書館で
 動物園開園70周年を記念するトークイベントが8日、豊橋市まちなか図書館であった。豊橋総合動植物公園長の伊藤紀治さんと、写真集「豊橋絶滅動物園」をプロデュースした佐々木シュウジさんが動物たちの現状とのんほいパークの未来などについて語り合った。2人は県立豊橋東高校の同級生。
 最初に佐々木さんが、のんほいパークにいるオランウータンなどの絶滅危惧種について紹介。動物が減っていく理由として、自然破壊、ハンティング、気候変動、汚染、外来種があると説明した。
 そして今の子どもたちは「国内の水族館からラッコがいなくなりました」「最後のゴリラが死にました」などのニュースを聞いて育つと指摘。「まずは動物たちの今を知ること。自分たちの営みが自然界に与える影響を考え、日々の暮らし、家族の行動などを変えていくことが大事だ」と語った。
 今春着任した伊藤さんは、のんほいパークの目標について「今年度中に日本の動物園の三本の指に入るようにする。ただし入園者数などの数を追うのではなく、内容で。来年度は、世界中から注目される動物園にする」と述べた。佐々木さんが「それは、『世界一の動物園にする』という宣言?」と水を向けると伊藤さんはうなずいた。「スタッフの思いを一つにして、それを外に広げ、仲間をつくっていきたい」と語った。提携先となる海外の動物園を増やすことも検討するという。
 佐々木さんは「のんほいパークに行き『推し』の動物を決めてじっくり観察してください。そしてその魅力をみんなにアピールしてください」と呼び掛けた。会場からは「動物を自宅からでも見られるようにしてほしい」という要望が出た。
 まちなか図書館では、のんほいパークの絶滅危惧種を紹介するパネル展も開催中。16日にもトークイベントがある。
【山田一晶】
絶滅危惧種を紹介する写真パネル
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