幼児が景観に興味を持つには

2024/06/13 00:00(公開)
幼児が景観に興味を持つための遊戯に知恵を絞る学生ら=豊橋創造大で
豊橋創造大短大部がワークショップ

 豊橋創造大学短期大学部は12日、保育者希望の学生らを対象に、園児に郷土の豊かな景観に親しんでもらうための手法を学ぶワークショップを開いた。イラスト入りで市内を俯瞰(ふかん)できる地図を元に、子どもらが遊び感覚で景観を学べる手法を探った。
 保育者養成課程に学ぶ2年生らの四つのゼミから約40人受講した。昨年度に開いた市内の景観を学ぶ講座で、市域をイラスト入りの俯瞰図にまとめた「豊橋さがし絵ボード」を作成。今回はさがし絵を使って、子どもが景観に興味を持つきっかけをつくる遊戯のアイデアを出し合った。
 この日は市都市計画課の小原千安輝さんが、さがし絵を使って市内の特色ある景色を紹介。自然や街並みをつくる建物などのほか、祭礼や公共交通を含む景観の定義なども解説した。
 学生らは目当ての景観を楽しむ遠足や、すごろくなどの遊戯などを提案した。継田悠乃さん(19)は「日頃から景観への意識は少なく、注視すると地元への興味や愛着につながると感じた。個人的に豊橋駅前の路面電車の景色の一部が気に入っている」という。
 幼児教育・保育科の佐野真一郎学科長は「学生が地域の景観のよさを学ぶことが肝心だ。行政との連携で密度が高まった」という。今後は学生の現場実習でアイデアを実践するという。
 市は2021年に景観計画を作り、特色ある景観建物や自然風景を指定している。
【加藤広宣】
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