田原市議会で「飼い主のいない猫」の質疑

2024/06/19 00:00(公開)
 田原市議会6月定例会の一般質問で18日、「飼い主のいない猫」の質疑があった。
 中野哲伸氏は「本市でも飼い主のいない猫について多くの意見が寄せられている。今年度には不妊去勢手術費補助金が予算化された」とし、市の取り組みと課題についてただした。
 市は、ふん尿被害、鳴き声やけんかの騒音などによる生活衛生環境の悪化が主な問題とし、市民から苦情や相談が寄せられている状況だと答えた。取り組みとしては、電話や窓口での対応と現地確認により、県動物愛護センターや自治会などと連携し、問題の解決に取り組んでいると述べた。
 さらに問題解決には地域猫活動が欠かせないとし手術補助制度を創設し、5月から受け付けを始めたと答えた。背景には手術をしていない猫を屋外で飼う人がいることが一因で、適正な飼育について啓発に努めるという。
 動物愛護法により猫はみだりに捕獲や駆除ができない。行政ができる対応には限りがあると主張。地域の環境問題として、市民の理解を得て問題解決に取り組む担い手づくりが課題だと答弁した。
 中野氏は「猫の外飼いが多い地域。制度の充実と同時に、飼い方や不妊去勢手術について啓発を進める必要がある」と指摘した。
【岸侑輝】
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