豊川・渡辺さんが歴史小説上巻を自費出版

2024/06/22 00:00(公開)
本を持つ渡辺さん
元禄期の赤坂宿など舞台、ケンペルと治庵の史実つづる

 豊川市八幡町の元県議渡辺正司さん(79)が、幸田町の小説家そらいくとさんと共著で、歴史小説「ケンペルと治庵~赤坂宿から長崎出島を巡る江戸物語」の上巻を自費出版した。渡辺さんはマニュエール・ポンセのペンネームで書いた。
 文芸同人誌「果樹園」に掲載した小説を本にした。元禄期の史実をベースにした物語。ケンペルはオランダ商館付きの医師として来日し、江戸へ向かう途中、赤坂に宿泊した。そこでケンペルと交流した医師の治庵が主人公で、赤坂の大火で焼けた街を再興するため、江戸幕府から借金するなど奔走する活躍を描いた。下巻は秋頃に出版を予定する。装丁にもこだわり、表紙は大橋屋、裏表紙はモデルを使い江戸時代の女性の雰囲気を再現した。
 渡辺さんは「赤坂宿は当時、江戸幕府の直轄地で、現在の役所のような場所もあった。多くの人に赤坂宿に関心を持ってもらいたいと本にしました」と話す。
 1800円(税別)。豊川堂などで。問い合わせは、ミラクル書房(090・3483・0477)へ。
【竹下貴信】
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