豊橋市とスターツなどのグループが基本協定を締結 新アリーナ整備へ

2024/07/02 00:00(公開)
新アリーナと豊橋公園東エリア整備の完成予想図(提供)
 豊橋市は1日、豊橋公園で計画する「多目的屋内施設」(新アリーナ)と公園東側エリア整備・運営事業で、スターツコーポレーション(東京都中央区)を代表とする落札者グループ各社と28日付で基本協定を結んだと発表した。併せて、識者らでつくる審査委員会の講評も明らかにした。
 入札ではスターツを代表とする「TOYOHASHI Next Parkグループ」が、230億6999万円で落札した。協定には事業での基本的義務のほか、落札者の役割や整備・運営事業を担う特別目的会社(SPC)の設立などを盛り込んだ。
 提案概要によると、多目的屋内施設のメインアリーナはバスケットコート1面利用時に5073席、コンサート時は5196席。武道場は柔剣道なら6面利用可能、弓道(近的12人、遠的6人立ち)、アーチェリー(50㍍)にも対応できる。
 公園基盤施設では多目的広場、インクルーシブ遊具などを備えたこども広場、芝生広場には斜面を生かした「集いの丘」もある。テニスコートは軟式と硬式兼用で砂入り人工芝の16面、相撲場のほか、園路をランニングコースに活用する。
 審査講評では入札価格で300点満点、提案内容の性能評価は700点満点で429・17点。多目的屋内施設では音楽興行のライブビューイングやネーミングライツ料の収入など採算性を評価した。運営面では豊橋駅周辺の駐車場との乗り換え輸送割引や、徒歩割引クーポンなど商店街との連携を意識した。
 整備計画ではPFI法に基づくBTO方式とBTコンセッションの併用で進める。9月の特定事業契約を経て27年9月開業予定。
【加藤広宣】
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