當間ローズさん 湖西の本興寺で「ドライ盆栽展」

2024/07/03 00:00(公開)
ドライ盆栽を紹介する當間さん=本興寺で
 タレントや歌手、エフエム豊橋パーソナリティーなどとして活躍するモデルで華道家の當間ローズさん(31)の個展「Another Life 輪廻(りんね)と再生~花と陶器とドライ盆栽展」が、湖西市鷲津の古寺「本興寺」で開かれている。重要文化財や遠州庭園とのコラボが楽しめる。27日まで。7日には関連イベントも予定している。
 湖西市出身で、同市ふるさと大使。東京を拠点に芸能活動をするとともに、国際交流やロスフラワーを使ったボランティア活動、多様性の大切さを伝えるための講演活動などにも励む。独学でのフラワーアレンジ歴も長く、「2024年浜名湖花博大使」も務める。
 花博で好評だった作品を、子どもの頃から親しんできた本興寺でも披露する企画。テーマ「輪廻と再生」に沿い、役目を終えた植物や器などに新たな生命を吹き込んで展示した。
 自身の手がけた「ドライ盆栽(枯れ盆栽)」や陶器など約30点を発表。ドライ盆栽は、松など枯れた低木を乾燥させ、プリザーブド加工した葉を丁寧に生けこんで、長期間楽しめる新しい作品に仕上げた芸術だ。
 樹齢約150年という五葉松や枝ぶりのおもしろい赤松、真柏などを使い、バランスよく葉を付けた大作が寺の各所を彩る。土や水が不要なため、エアープランツのように浮かせて根まで見せる展示も楽しめる。幹に箔(はく)を巻いた作品、地元企業とコラボした鉄製盆栽「アイアン盆栽」の試作品なども並ぶ。
 漆や金箔で再生させた古い花器や、自身手びねりの清水焼も披露。しずくが跳ねるさまを焼き物のオブジェで表現したものや、寺の庭園と陶作品とのコラボ、洋画の額に西陣織などを配しドライ盆栽をあしらった「3D絵画盆栽」など、多彩な作品が堪能できる。
 谷文晁の絵や源氏物語の写本など、寺の貴重な文化財に當間さんの作品が映える。「作品が会場と最高にマッチしてうれしい。花を通し、本興寺の素晴らしさを多くの人に再発見してもらいたい」と當間さんは話す。
 拝観料は大人300円、子ども150円。7日には生花を生け替えるほか、午後3時からはアコースティックライブなども予定する。詳細は當間さんの公式ホームページで。
【田中博子】
陶作品を並べた部屋
企業とコラボしたアイアン盆栽
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 さわらび会 住まいLOVE不動産 光生会 虹の森 蒲郡信用金庫 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国