「第106回全国高校野球選手権愛知大会」は6日、1~2回戦26試合が行われた。東三河勢は、蒲郡東が半田商を逆転のサヨナラ勝ちで下して2回戦進出。国府が幸田に快勝した。一方、2回戦に登場した豊川工科は東浦に敗れた。7日は2回戦24試合があり、東三河勢は4試合に登場する。
【北川壱暉】
着実な攻撃で幸田退ける
1点を先制された国府は二回、右前打の栗下が内野ゴロの間に三進し、敵失でかえって同点。三回には先頭の福田が中前打で出塁、1死三塁から八木の中犠飛で逆転した。その後も、着実に加点して振り切った。
先発の栗下は尻上がりに調子を上げ、1失点で完投。
〇…栗下と幸田の先発の柴田は矢南アローズ(岡崎市)でチームメート。試合後の整列で柴田に「頑張って」と声を掛けられたといい、「旧友の分まで勝利目指して戦いたい」と話した。
打線沈黙で豊川工科が東浦敗れる
豊川工科は初回に先制を許したものの、その後は中盤まで先発鈴木睦が力のある直球を主体に粘りの投球を見せた。だが六回、先頭の白木に本塁打を打たれ、七回に1点、八回には2失点した。
打線は七回に1死満塁の好機を得たが、後続を断たれ、無得点に終わった。
6日の結果
▽1回戦
◯…豊橋…◯
半田商
103000110|6
000320011x|7
蒲郡東
(半)野田、石黒―岳野(蒲)吉倉、稲石、西川―山本陽
◯…岡崎…◯
国府
011010010|4
100000000|1
幸田
(国)栗下―佐藤(幸)柴田竜―鳥居
▽2回戦
◯…豊橋…◯
豊川工科
000000000|0
10000112X|5
東浦
(豊)鈴木睦―藤井(東)杉浦、大沼―松田
【本】白木(東)
勝利した国府ナイン
【豊川工―東浦】七回表豊川工科1死満塁、本塁に突入したがタッチアウト=豊橋市民球場で