商工会青年部主張発表県大会で小早川さん最優秀

2024/07/11 00:02(公開)
トロフィーを持つ小早川さん=稲沢市で(豊根村商工会提供)
キャビアで世界から注目される豊根目指す

 「第10回商工会青年部主張発表愛知県大会」(県商工会連合会など主催)で、豊根村商工会青年部の小早川武史さん(27)が最優秀賞を受賞した。8月29日に石川県金沢市で開かれる中部ブロック大会に出場する。
 小早川さんは名古屋市出身。2020年に「豊学研」を起業した。村内でチョウザメやアマゴなどの淡水魚を養殖するほか、子ども向け学習塾を開講している。
 3日に稲沢市であった県大会での演題は「村から世界へ~10年後の挑戦」。制限時間の10分間で発表した。
 「大会のあった日は、4年前に商工会へ開業届を出した日でした。新たに思い出深い日にもなりました」と語った。
 発表の要旨は以下の通り。
 大学3年生の時、豊根村でチョウザメ養殖の取り組みを知って移住を決断した。「世界一のキャビアを作りたい」との思いを励ましてくれた商工会青年部会員と活動を始めた。子どもに村の企業を紹介するイベントで、自身の目標を披露したところ、子どもも夢を語りだした。地域だけでなく自分も成長できた、と感じた。
 建設会社や飲食店と連携も進み、横のつながりを大切にすることで、自分の事業の厚みを増した。チョウザメの数も増えた。村だけでなく愛知県の新たな特産品となるのはそう遠くはないのかもしれない。日本だけでなく世界中が注目する村にしたい。
【安藤聡】
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