鈴木恵子さん追悼花火など快晴の夜空焦がす

2024/07/22 00:03(公開)
夜空を彩る鈴木恵子さん追悼花火=豊橋市の豊川河畔で
 豊橋祇園祭の花火大会(20日)で、昨秋71歳で亡くなった鈴木恵子さん(とよはしフィルムコミッション専務理事)をしのぶ追悼花火が打ち上げられた。故人と親しかった関係者らが発起人になった。観客席から夫利晴さんと長女彩子さんも見守る中、恵子さんの好きだった音楽に乗せて200発の花火が夜空を焦がした。
 恵子さんは生前、映画などのロケ誘致や後方支援といったフィルムコミッション活動で豊橋を屈指の「ロケのまち」として売り出した。一方、長年携わった観光プロモーションで手筒花火を全国に広め、豊橋祇園祭奉賛会とも二人三脚で歩んできた。
 関係者有志でつくる「恵子さん!ありがとうの会」が募金を呼び掛けた。奉賛会の寄付や豊橋煙火の現物提供もあり、スターマイン200発と仕掛け花火「ナイアガラの滝」を披露した。
 豊川(とよがわ)左岸の桟敷席には利晴さんと彩子さん、フィルムコミッションのメンバーらとともに映像制作会社を営む石渡大樹さんも東京都内から駆け付けた。石渡さんはドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」などのロケハンでも故人との親交が深かった。
 午後8時35分頃、追悼花火が始まると、恵子さんが好んで聴いた林部智史さんの「あいたい」やサザンオールスターズ「みんなのうた」に乗せてスターマイン200発が快晴の夜空を彩った。
 利晴さんは「これだけ恵子のことを思ってくれる仲間がいることは喜ばしい」と感謝した。彩子さんは「花火好きの母にぴったりの追悼企画。晴れ女だった母がきょうの天気も『私のおかげよ』と自慢していそう」としのんだ。
【加藤広宣、林大二朗】
追悼花火を楽しむ(左から)彩子さんと利晴さん、石渡さんら=豊川左岸で
追悼仕掛け花火「ナイアガラの滝」
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