三河港貿易は円安の影響で輸入額減少

2024/07/23 00:00(公開)
長引く円安で自動車輸入も減少基調にある
 名古屋税関豊橋税関支署が発表した今年度6月分の三河港貿易概況(速報)は、取引額の多くを占める自動車を中心に輸入総額は前年同期比20・6%減の727億円に落ち込んだ。輸入額の減少は6カ月連続で、行き過ぎた円安が続いている影響とみられる。
 輸入総額の85・1%を占める自動車は23・3%減の618億201万円だった。台数は53・4%減って8520台。乗用車は18・5%減の597億2925万円、台数も47・2%減の7975台だった。
 自動車のほか航空機類はゼロに、金属加工機器は87・6%減り4900万円に落ち込んだ。
 円相場は1㌦157円を超え、歴史的な円安が続く。世界的な資材高に伴う物価高騰の影響もあり、欧州などの輸入車市場は買い控えなどで落ち込みが続く。
 一方、輸出総額も前年同期比7・0%減の3295億円で、17カ月ぶりに減少となった。自動車は5・3%減の3218億円、鉄鋼は87・9%減って9億円。円安は輸出産業には追い風だが、資材高騰に伴うコスト高が負担となっていることも懸念されている。
 輸出入を差し引いた総額は2568億円の黒字だったが、前年同期を2・2%下回った。
【加藤広宣】
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