東海高校駅伝大会が24日、岐阜県山県市の特設コースで開かれた。豊川は、男子が伊賀白鳳(三重)とのデットレースを制し、3大会連続優勝。12月22日に京都市で開かれる全国高校駅伝への出場を決めた。女子は5位に終わった。
男子(7区間、42㌔)と女子(5区間、21・0975㌔)がコースで、県大会6位以上の計48校で争った。
男子は、1区の神田悦士選手(3年)が首位と5秒差の3位。2区で約20秒差に後退したが、3~5区で差を縮めた。6区の嶋岡希選手(2年)が2位でたすきを受け取り、区間賞の走りで首位の伊賀白鳳を逆転し1位に躍り出た。7区の鷲野遥都選手(3年)は、終盤はフラフラになりながらも、「絶対にトップは渡さない」との気持ちで1位を死守し、2時間4分41秒でフィニッシュ。その後は倒れ込み、仲間に担架で運ばれた。
県大会では名経大高蔵に敗れ2位だった。副主将の神田選手は「県大会後の3週間は今まで感じたことのないほどのプレッシャーだった」という。支えになったのは同級生の存在。「5人と少なかったが、入学時からの仲間。誰一人欠けては優勝できなかった」という。
澤村優仁主将や柳田蹴斗選手ら補欠の日々のサポートに「自分の走りに集中できた」と感謝する。ライバルで仲間の鷲野選手とは、練習では常に「ここで終わりじゃないよな」と言って気持ちを高め合った。
レースでは「県大会でスローペースでチームを引っ張れず悔しかった。今回は積極的な走りでたすきを渡せて良かった」と喜んだ。奈良修監督は「よく勝ってくれた。この3週間つらかっただろうに」と声を詰まらせた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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