7月の熱中症搬送者、豊橋市内で過去最多

2024/08/03 00:02(公開)
40度超で利用中止される大観覧車=のんほいパークで(提供)
 豊橋市は2日、記録的な猛暑で、市内の7月の熱中症搬送者数が過去最多の178人だったと発表した。今後もさらに暑さが続くとみて、市消防本部では水分や塩分補給とともに、室内のエアコン使用を推奨するなど対策を呼び掛けている。
 消防本部によると中消防署の温度計で7月の平均気温は29・5度、最高気温38・2度だった。今夏と同様に暑かった2020年8月は平均25・4度、最高33・8度だった。
 搬送者数は昨年同月比で79人増、22年同月比では125人増えた。5~6月を含む今年の搬送者数211人の半数が65歳以上の高齢者。発生場所は屋外112人、屋内は99人だった。
 消防本部は水分だけでなく塩分の補給も大切だという。暑さに弱い高齢者や体温調整能力が未熟な子どもには常に気を配るほか、室内では迷わず冷房を使うことを強く勧めている。外出時はクールシェアスポットへの避難も呼び掛ける。

のんほいパークは観覧者の利用制限

 連日の猛暑に伴い、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)では今月から、遊園地エリアの大観覧車についてゴンドラの内部温度が40度を超えたら利用を一時中止することにした。
 7月下旬にゴンドラ室温を測ったところ、暑さがピークに達する午後1時頃に43度を超えたため利用制限を検討した。観覧者のゴンドラは36室あり、約12分かけて1周する。エアコンはなく小窓で換気する。
 今後はゴンドラ内に設けた温度計で基準値を超えたら、40度を下回るまで利用を中断する。利用者には熱中症リスクや体調について声掛けするという。園内各地の建物をクールシェアスポットとしたり、屋外ではミストを散布して暑さ対策を施している。
【加藤広宣】
園内各地に設けたミストスポット
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