豊橋で伝統企業と地元高校生コラボ商品販売

2024/08/05 00:02(公開)
伝統食や産業について紹介するブース=まちなか広場で
JCがイベント通じて若者らの郷土愛はぐくむ

 地域の伝統文化や特産品の魅力を紹介する豊橋青年会議所の「郷土のメイヒンSHOW~発見!トカイナカの魅力」が4日、豊橋市のまちなか広場などであった。市内の企業などが地元高校生らとブースを出し、生徒発案の商品を販売した。伝統の手筒花火を題材にした映画の上映会や和太鼓演奏などもあった。
 若い世代の郷土愛を育もうと、適度に都市化され、田舎らしい自然も残る「トカイナカ」で歴史文化を背景に生まれた地場産品の魅力を事業者と生徒が発信した。伝統産業に携わる企業と市内4校が食や産業をテーマに共同でブースを出展した。
 県立豊橋南高校は三河つくだ煮やちくわ、のりといった特産海産物の加工品のほか、濱納豆のコラボレシピを披露。豊橋養蜂組合と各社の蜂蜜テイスティング、蜜ろうを使った手作りキャンドル体験も開いた。豊橋西高は地元産青果でスムージーを考案した。

エムキャンパスでは「竹とタケノコ」上映も

 エムキャンパスでは伝統の手筒花火と親子の絆を描く短編映画「竹とタケノコ」を上映。6月の市内映画館での公開で反響を呼び、市内で再上映も予定しているという。
 この日はプロデューサーの谷口由里子さんが来場客へあいさつし、運営に携わった豊橋中央高校の生徒らが上映作品の感想も述べた。
 近田統冴さん(3年)は「祖父が自宅に手筒を飾っており、発祥の地とは知っていた。映画で手筒花火に関わる人の思いが伝わってきた」と述べた。鈴木煌汰さん(1年)も「手筒を通じて息子から父への思いが分かった。今も地元で続く伝統文化を映画で再認識できた」と語った。
 桜丘高が和太鼓演奏、市立豊城中学校の生徒が人形浄瑠璃も披露した。
【加藤広宣】
「竹とタケノコ」の上映会であいさつする(右から)谷口さん、近田さん、鈴木さんら=エムキャンパスで
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