蒲郡市竹島水族館は4日、新館にある日本最大級の深海水槽で新企画「深海もぐもぐタイム」を始めた。ダイバーが展示する深海魚に餌やりする姿を来場者に見せながら、別のスタッフが様子を解説する。
水槽は昨年10月のグランドオープンと一緒に新設した。「タカアシガニ」「オオエンコウガニ」「アラ」など計8種類の深海魚を飼育している。これまで、職員は餌を巡って仲間割れを起こすのを防ぐため、営業時間内に直接、潜って1匹1匹に餌やりをしてきた。
今回、来場者を楽しませるながら、深海魚の魅力を伝えることを目的に企画した。展示係の桃井駿介さんによると、深海をテーマにした水槽での水中給餌プログラムは世界初。
この日、水槽前には大勢の来場者が集まった。約10年以上の潜水歴がある職員の山田圭祐さんが水を通さない「ドライスーツ」を着用して潜った。水槽内は水温12度と冷たい。タカアシガニに対し、好物のイカなどを与えた。桃井さんが、外で深海魚の特徴などを紹介した。
桃井さんは「新しい竹島水族館のシンボルイベントになってほしい」と話した。「深海もぐもぐタイム」は、毎週土曜の午前11時半から10分間、開く。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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