豊橋東高で世界平和祈念集会

2024/08/07 00:00(公開)
千羽鶴を手向ける生徒=県立豊橋東高校で
学徒動員で散った豊川海軍工廠犠牲者供養

 1945年8月7日の豊川海軍工廠(こうしょう)空襲を前に、多くの生徒らが犠牲になった県立豊橋東高校で6日、世界平和祈念集会が開かれた。学徒動員された卒業生や遺族、生徒会役員らが中庭の祈念碑前に集まり、犠牲者の冥福を祈った。
 同校の前身、豊橋市立高等女学校と豊橋第二中学校の生徒や教員は、学徒動員で豊川海軍工廠で働いていたが、爆撃で74人が亡くなった。終戦50年の節目の1995年に学校内に平和祈念碑「若葉の祈り」が建立され、夏休みの出校日に合わせて平和集会を開いている。

千羽鶴などに込めた反戦の誓い

 式は午前10時に始まった。生徒有志が織った千羽鶴や花束を手向け、参加者は約1分間黙とうをささげた。
 生徒会長の山本草太さん(2年)は碑の前で「私たちと同世代の罪のない尊い命が奪われた。難しいからと向き合わないのはあってはならない。再び戦争をさせない責務がある」と誓った。
 動員中に空襲にあった松橋京子さんは「終戦がわかったとき、ほっとしたのをよく覚えている。絶対に戦争はいかん」と話した。
【北川壱暉】
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