豊橋市下五井町の豊橋魚市場で26日、市保健所職員による食品衛生管理の向上を目的とした一斉監視があった。25日に始まった食品や添加物などの一斉取り締まり(12月27日まで)にちなんだ取り組み。市場内外の店舗で生鮮食材などの適切な管理体制を確かめた。
この日は鮮魚店をはじめ乾物や飲食店など全27店を訪ね、食品衛生の工程管理「HACCP(ハサップ)」の運用状況を確認した。
鮮魚店の店頭では魚介類に温度計を当て、基準の10度以下に保たれているかを測った。手洗い状況の聴き取りでは、調理用手袋は使い回さず、都度手洗いを徹底する方が有効などと助言。要点をまとめた点検シートを手渡した。
冬はノロウイルス感染による食中毒の危険性が高まる。保健所でも手洗いの励行で大半の食中毒被害が防げるとして周知を図る。
生活衛生課の山本新也専門員は「ノロウイルスの感染は体調も大きく影響する。手洗いを徹底すれば食中毒のリスクも大幅に減る」と述べた。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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