ニデックが米NPOへ眼底カメラ寄贈

2024/08/22 00:00(公開)
寄贈した眼底カメラ(Orbis提供)
 蒲郡市の医療機器製造「ニデック」は、米国のNPO団体「Orbis International(Orbis)」に眼底カメラ6台を寄贈した。団体がベトナムで進めるAIを活用した糖尿病網膜症のスクリーニングプロジェクトを支援する。
 ベトナムの糖尿病患者数は約700万人で、2030年までに5倍にまで増加すると見込まれている。プロジェクトでは3年間で7万2000人の患者の眼を検査し、糖尿病網膜症の早期発見につなげる。
 ニデックは目の健康に携わる企業として協力する。網膜や視神経、血管の状態をカメラで撮影して観察する眼底カメラをベトナムの代理店を通して贈ることにした。カメラで撮影した目の画像をOrbisが開発したAIを活用し、糖尿病なのかを調べる。ベトナム3省にある6医療センターで使われる。
 ニデックはプロジェクトに協力できることを誇りとし、今後もOrbisの活動を支援する。
【林大二朗】
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