恒例となっている東三河動物福祉団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」の9回目のクラウドファンディング(CF)が17日、スタートした。締め切りは来年2月14日午後11時。支援は専用サイトから。
ハーツは2002年から、飼い主のいない猫(野良猫)を捕獲し、不妊・去勢手術をしたうえで、再び戻し餌やトイレを管理する地域猫活動を続けている。基本的に猫の引き取りはしないが、けがをしたり、病気になったりした猫は屋外に戻せないため、「シェルター」と呼ぶ施設で保護している。
9回目となるCFの使途は、第2シェルターで生活する119匹の医療費だ。試算では、第2シェルターの年間運営費は医療費750万円、餌や猫砂など370万円、家賃36万円、光熱費45万円、トイレやケージなどの備品代50万円、清掃や消毒用品10万円で計1261万円。昨年のスタート時の試算より245万円増えた。諸物価の高騰が影響している。
ハーツのシェルターは4カ所あり、238匹の猫が暮らしている。今年3月には能登半島地震被災地の猫10匹を引き取るなどした。今年1年で23匹の傷病猫が虹の橋を渡ったが、猫は増える傾向にある。また、ハーツが進めている地域猫活動のために手術した猫は、手伝いなどの間接的なものも含めて過去最高の932匹に上ったという。
今回のCFの第1目標は200万円、最終目標は550万円に設定した。前回は500万円を目標に536万9000円を集めた。過去2番目に多かった。
古橋代表は「シェルターを無くすことは、どんなことがあってもできません。どうか今回も皆さまのお力をお貸しください。ご支援をお願いいたします」と呼び掛ける。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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