「第62回技能五輪全国大会」(22~25日、常滑市の県国際展示場など)の「タイル張り」部門で、豊橋市の「菅沼タイル店」に勤務する福井大翔さん(22)が初出場で金賞を受賞した。
技能五輪は、次代を担う23歳以下の青年技能者がさまざまな職種の技能を競う。今年は41種の競技に976人が参加した。このうち金賞は13人が受賞した。
福井さんは、ものづくりに興味があって県立豊橋工科高校へ進学。就職先として「タイル貼りにチャレンジしよう」と同社に入社した。今年で4年目。常滑の専門学校で技術を磨き、現在は現場で作業にあたる。マンションや住宅などの玄関、床、外壁などのタイル貼りをしている。
菅沼タイル店ではこれまで技能五輪に10回社員を送り出している。銀賞や銅賞などの受賞歴があるが、金賞は初めて。今回の課題は2日間の制限時間内に「アイチ2024」「62nd」の文字と、常滑市の見守り猫「とこにゃん」などをタイルで表現し、時間や正確さなどを競う内容。福井さんは加工や時間の使い方など事前に練習を重ねて当日に備えた。
「慌てず本番に臨めた。つまずくことなく標準時間に収められた」と話す。受賞に「純粋にうれしかった。出場前は不安の方が大きかったが、結果が出せてよかった。いろいろな人に認められるような技術を身につけられるよう頑張りたい」と福井さんは語った。
同社の菅沼誠社長は「本人の努力のたまもの。バックアップしてくれた人たちへの感謝を忘れず、後輩の良い目標になるような人間になってほしい」とたたえた。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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