リノベーションの設計・施工、不動産仲介などを専門に手がける豊橋市大橋通3の「リノクラフト」が、国内コンテスト「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2024」の「1500万円以上の部門」で部門別最優秀作品賞を受賞した。今泉幸崇社長が東愛知新聞社で報告した。
リノベーション作品が審査対象で、226作品がエントリーし、66作品がノミネート、16作品が各賞を受賞した。
リノクラフトの受賞作品は「samtati~他人間相続~」。「samtati(サンタティ)は、サンスクリット語で相続の意味。豊川市の築43年の木造2階建て住宅を、2040万円かけてリノベーションした。買い主の強い要望である昭和の懐かしい雰囲気を残しつつ、耐震や断熱性能を向上させた一方、内装はほぼ原形をとどめた。元の家に魅力を感じ、引き継いで住みたいという買い主の強い希望をかなえたうえでのリノベーションとなった。
仲介から関わり、売り主と買い主の間に立って両者の納得のいく橋渡しをした。「身内の相続ではないが、家の価値を残し継承する」という意味を込めて、作品名を考案した。そのネーミングセンスも高い評価を得た。
12日に東京大学で授賞式があり、今泉社長が出席した。受賞について「創業時から、古くなったものに新しいかたちを創造する、という考え方を広めたいとの思いからリノベーションに従事してきた。今回の受賞作品は、まさにそれを体現したもの。快適性と安全性を取り入れたうえで、古いものの良さや手仕事の味わい深さを残していくことが必要だと思っており、こういった考え方も評価していただけた」と話した。
リノベーション協議会の東海部会三河支部長も務める今泉社長。コンテストには2020年に初エントリーし、その時は特別賞を受賞した。「多くに人に『リノベーション』を試みてもらいたい。壊さずに使えるものを残し、その魅力を生かしつつ新築に劣らない住まいの快適さを追求していきたい」と今後への思いも語った。
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