蒲郡市民会館南側のマリンロードにある堤防で1日、蒲郡の風景72場面を季節順に描いて蒲郡オリジナルの暦にするアートが完成した。市シティセールス推進協議会が市制施行70周年記念事業として企画した。
堤防には450㍍にわたり市内の児童が描いた作品があったが、雨風で絵が剥がれるなどの劣化が進んでいた。協議会では海沿いの景観を彩るすてきな風景の一部にするとともに、市制100年を迎える30年後も市民から愛される場所にしようと、アートを新しく生まれ変わらせることにした。
テーマは「蒲暦(がまこよみ)~30年先も愛し続けたい蒲郡」。古来から使われる暦「二十四節気七十二候」になぞって、蒲郡で開催されるイベントや祭り、季節ごとの植物や生き物などを描いた。
制作は9月から始まった。これまでに、絵描きアーティストの町田紗記さんや市内在住のアートディレクター大角真子さんをはじめ、市民や市外の有志計1495人がデザイン案を考えたり、堤防に絵と色を塗ったりして関わった。
1日の完成式には、制作に関わった人や町田さん、大角さんをはじめ、鈴木寿明市長ら計100人が参加。歩きながら完成した堤防アートを見たほか、色を塗っていない部分に筆入れをして完成させた。
鈴木市長は「市民を笑顔にして元気にしてくれるアートだと思います」と話した。協議会の水野順也会長は「30年先も堤防アートが続くよう、育ていきたい」と述べた。
完成式の様子は公式YouTubeからチェック
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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