豊橋市東七根町の「道の駅とよはし」は1日、愛知大学の学生有志と開発したペースト「塗って焼くとよはしうずらいもバター」(690円)の販売を始めた。学生10人がコンセプトや、パッケージ制作の苦労などを発表し、地域政策学部2年の矢野沙侑里さん(19)は「1年半かけて作った。お客さんにどう受け入れられるかが楽しみ」と語った。
2021年に始まった連携事業の第3弾。豊橋の地域資源を掘り起こし、地域経済の活性化や街の魅力づくりに貢献する。第1弾は同市中原町の河合果樹園とコラボした「22時のジュース」、第2弾は渥美産のトウモロコシを使った「パンに塗るとうもろこし」を売り出し、評判になった。
新商品は、ウズラ卵の殻を肥料にして育てる同駅オリジナルブランド「うずらいも」を使った一品だ。パンに塗り、トーストして食べることを想定した。ターゲットやコンセプト設計から、味の改良や包装紙、瓶のデザインまで、クリエイティブデザイナーの二宮奈緒子さんらの協力を得て、学生が担当した。
3チームに分かれ商品企画を練った。道の駅関係者らを審査員にコンペで採用されたのが、矢野さんらの提案。土産を探している30~50代の女性をターゲットにした。「買う人だけでなく、プレゼントする相手も含め、魅力が人を起点に広がる商品にしたかった」と思いを語る。
苦労したのが商品の見せ方。「どうしたら売れるか」を突き詰め、包装のデザイン、瓶の形状や色などを考えた。ウズライモの黄色が目立つように、パッケージは黒を選び、瓶はスプーンですくいやすい丸型にした。学生が検証したさまざまな食べ方を包装のイラストにまとめた。
副駅長の吉開仁紀さんは「『売れる』にコミットメントするよう呼び掛けた。商品開発の難しさを体感できたと思う」と連携の意義を語った。
道の駅の「テミヨ」「インフォーメーションコーナー」で。
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