ホスピスやグリーフケアなどを考える「生と死を考える会全国協議会 全国大会IN豊橋」

2025/02/09 00:00(公開)
末期患者との向き合い方を語る関本さん=プラットで

 「生と死を考える会全国協議会 全国大会IN豊橋」が8日、豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」で始まった。「豊橋ホスピスを考える会」など主催、東愛知新聞社など後援。

 

 この日は緩和ケア医の息子を肺がんで亡くした関本雅子さんの講演「よく生きるためのACP」があった。最後まで尊厳を尊重した生き方のため、家族や医療者と話し合って考え方などを共有するACPの取り組みや、がんや循環器疾患などの終末期の患者らとの向き合い方を紹介。「本人の希望や好き嫌いは絶対にある。そこを汲み取らなければならない。各人に合ったケアが必要」と訴えた。

 

 死の準備教育やホスピスとグリーフケアなどについて紹介したほか、講演やハンドトリートメントなど、日頃の健康に役立つ催しもある。

 

 9日もある。ドキュメンタリー映画「おみおくり~Sending Off~」のトーマス・アッシュ監督と福島県の在宅緩和ケア医今田かおるさんを招いてのトークと上映▽豊橋市出身で豊橋ホスピスを考える会の佐藤健会長の講演「新しいホスピスの街を目指して」▽ノンフィクション作家柳田邦男さんの講演「『死後生』への私の気づき」―などがある。

 

 旧国立豊橋病院時代からホスピス創設運動に携わる佐藤会長は「皆さんが生と死の問題を日頃から考え、生きることの大切さをかみ締める機会にしてほしい」と語る。

 

 参加チケットは2000円。成田記念病院やプラットチケットセンターで。催しの詳細はプラットのホームページなどで。

アロマセラピストによるハンドトリートメント体験
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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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