豊川市の公立保育園は2月から、保育・教育施設向けのICTサービス「CoDMON(コドモン)」を導入した。保育士の負担軽減と保護者の利便性向上が目的。園児の出欠の連絡、献立表や年間行事の送付などがスマホでできるようになる。
東京の企業「コドモン」のシステムを利用する。市内には46保育園があり、公立は22カ所ある。うち民間へ移管予定の園と、園舎を建て替える園は今回の導入を見送った。民間園は独自に、同様のアプリを利用する園もある。
コドモンは、保護者がスマホにアプリを入れて使う。パソコンでも利用できる。欠席の連絡をアプリでできるほか、これまで紙で配布や掲示していた給食の献立表や年間行事、園からの連絡事項がスマホで見られる。園は、タブレット端末やパソコンから欠席状況を確認できる。献立表などはデータで送るため、ペーパーレス化につながる。
これまでは欠席連絡は電話でしており、双方にとって楽になる。また紙の場合は紛失するケースもあるが、これも解消できる。
小坂井東保育園では「導入後は、朝の欠席の電話連絡がなくなりました。インフルエンザの流行時は数十件の電話がありましたが、楽になりました」と話す。
スマホやパソコンがない場合や、利用に懸念を示す家庭には、これまで通り電話や紙で対応する。市保育課では「日本語だけでなく、英語やポルトガル語にも対応しています。他にも機能があり、保護者にも保育士にもプラスになるよう運用していきます」と話す。同様のシステムは、近隣自治体の保育園でも導入が進んでいる。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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