【田原】長栄軒が地ビール粕を活用した「ビール屋さんのザクザククッキー」 めっくんはうすで発売

2025/02/11 01:00(公開)
地ビール粕などを配合した新発売のクッキー=道の駅田原めっくんはうすで

 田原市内で醸造したクラフトビール粕と菜種油を原材料に焼いたクッキーが10日、同市東赤石5の道の駅「田原めっくんはうす」の「Choeikenめっくんはうす店」で発売された。商品名は「ビール屋さんのザクザククッキー」。栄養価は高いが飼料しか用途がなかったビール粕を再利用し、食べやすくアレンジした。

 

 ビール粕は食物繊維など栄養価は豊富だが、筋が残り食感が固くなるのが課題だった。下ごしらえで乾燥させたビール粕を焙煎し、かみ切れるよう工夫した。焼くと黒っぽくなるため、チョコチップでココア風味とし違和感をなくした。

 

 バターの量を抑え、代わりに地場産の菜種油「たはらっこ」を混ぜた。ビール粕の食物繊維、粗く砕いたアーモンドやナッツ、菜種油のからっとした焼き上がりで「ざくざく」食感が実現できたという。

 

 白井由美子店長(59)は、菜の花栽培を通じて資源循環や遊休農地保全を目指す市のプロジェクトに賛同する「菜の花エコサポーター」に登録している。同じ登録サポーターで近所の地ビール醸造所「High Life Brewing」を営む藤城佳央さんが協力し、今回は菜の花と蜂蜜を副原料とした「菜の花スタウト」のしぼり粕を調達した。

 

 白井店長は「原材料調達からアイデアや助言まで、すべては人のつながりによるもの。一人ではたどり着けなかったと思う」と感謝した。

 

 1袋(3個入り)300円(税込)。問い合わせは同店(0531・23・7488)へ。

 

原材料となる乾燥させたクラフトビール粕
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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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