国重要無形民俗文化財「豊橋鬼祭」が10日、豊橋市八町通3の安久美神戸神明社で始まった。厳しい寒さの中、裃(かみしも)姿の氏子と青鬼が「アオーッ!アオーッ!」と威勢のいい掛け声とともに出動し、町内を練り歩いた。
午前10時、浪崎瑛大さん(14)ふんする青鬼が登場。従者に両脇を抱えられて境内を走り、本殿前の八角台へ上がった。子どもたちの笛や太鼓、「イヤサカホイホイ」と歌う神楽歌に合わせ、女児3人が日本古来から伝わる神話「天岩戸開き」を基にした「岩戸舞」を舞った。最後に青鬼が厄除けのタンキリ飴(あめ)を舞台からまいた。
「門寄り」では、青鬼と氏子が町内を駆け巡った。子どもたちは、従者と白い粉や飴を力強くまいた。参加した市立八町小学校2年の三谷葉澄さんは「飴を配るのが楽しかった」と笑顔。同市札木町の「カドワラ」店長の木村充伯さんは青鬼に頭をなでてもらい、「この時期が来たかという気持ち」と話した。
11日午後2時からは、天狗(てんぐ)と赤鬼とがやりとりする祭りのハイライト「赤鬼と天狗のからかい」がある。
青鬼登場や舞の様子は公式YouTubeからチェック
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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