豊橋市の長坂尚登市長が昨年11月の市長選で配った法定選挙ビラに、前市長のパワーハラスメントに関する引用記事を載せたことを巡り、市議会4会派が市長に調査結果の早期報告を求め申し入れた。市議らによると回答期限とした25日までに報告はなかった。
申し入れたのは自民、公明、まちフォーラム、とよはしみんなの議会の4会派で22日付。
法定ビラには対立候補だった市長(当時)のパワハラが原因で、秘書2人がうつ病を発症したなどとするインターネットメディアの記事が引用された。
昨年12月の市議会一般質問では、3氏が引用した記事の事実確認などを求めたが明確な答弁はなかった。一方、前市長のパワハラの事実やうつ病との因果関係など調査報告の必要性をただしたことに、市側は調査と結果の速やかな報告を約束。島村喜一副市長を長とする調査委員会で事実確認などを進めた。
4会派の申し入れに先駆け、議会質問した3氏が21日に市長へ事実関係の解明を求め質問状を提出している。市長と島村副市長宛てに早期の結果報告も申し入れた。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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