県厚生事業団が東栄町三輪で運営する障害者支援施設「愛厚すぎのきの里」が、系列で設楽町清崎の特別養護老人ホーム「愛厚ホーム設楽苑」に移転する。4月から両施設が統合する。12日に入所者と物資の引っ越しがあった。
すぎのきの里は1980年5月から運営が始まった。介護を必要とする身体障害者が入所して支援を受けて生活している。
事業団が策定した2021~25年度の第4期経営計画で、鉄筋コンクリート3階建ての建物や設備が老朽化していることで施設の長寿命化の方針を立てた。しかし、周辺部が愛知県と静岡県の土砂災害警戒区域になっていること▽北設楽郡での受け入れ体制維持▽介護人材の確保困難-などから設楽苑に移転することを決めた。
この日は、午前9時から引っ越し作業があった。すぎのきの里だけでなく豊川市内の系列施設や設楽町内の施設からのリフト付き車両計7台で入所者を移動させ、ベッドなどはトラック5台で運んだ。次長の宮下義隆さんは「働き始めた施設で思い入れがある。設楽町に移転しても地域に根ざした支援を続けたい」と意気込みを語った。
統合後は、すぎのきの里が設楽苑の1階に、特養施設は2階とする。合わせて施設名を「愛厚清嶺の風」に改称する。
また「すぎのきの里」の建物は解体する計画という。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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